埼玉県加須市の小児科、ともながこどもクリニックです。

こどもの笑顔も泣き顔もだいすきです
HOME > よくあるご質問

よくあるご質問とわたしの考え

よくご質問いただく内容を掲載しておりますが、あくまでひとつの意見としてお読みください。
また、病状によって対応が異なる可能性もございますので、納得いかない場合は受診してください。

特に決まりはありません。本人がつらそうなら使ってください。

(40度前後の)熱のために、死んだり頭が悪くなるなんてことはありません。熱さましは病気の時の『発熱』を一時的に抑えるだけの薬であり、病気を治す薬ではありません。熱があっても本人が比較的元気で水分も充分飲んでいれば、下げなくても構いません。元の病気が良くなれば、自然に熱は出なくなります。

実際には、『38度5分』以上で使うように指示されることが多いようですが、医学的な根拠はなく、薬の効能書にもそんなことは書いてありません。一般的にこどもは大人よりも体温が高いので、むやみに使わないための目安として『38度5分』といわれることが多いのだと思います。しかし、もともと体温には個人差があるし、熱に対する抵抗力にも個人差があります。熱の高さよりも、患者さん本人の全身状態をよく観察し、熱のために『とても辛そうだ』と感じたときに使ってください。

原則として入っても構わないと思いますが、入り方が問題です。

熱や咳・鼻水・下痢などがあっても、患者さんが元気で入浴を希望していれば、汗を流す程度の入浴やシャワー浴は問題無いと考えています。ただしくれぐれも気を付けていただきたいのは、体力を消耗させないことです。熱い湯に長く浸かってのぼせてしまったり、脱衣場で寒い思いをしたり、湯冷めしたら、体力が消耗して病気の回復が遅れると思います。入浴することが不安であれば無理に入れない方が良いと思いますが、軽いカゼ症状があるからといって何日も(極端な方の場合は1~2週間以上も)お風呂を我慢させる必要はないと思います。

水やお茶よりは、スポーツ飲料はおすすめです。

胃腸炎にかかって嘔吐や下痢が長引くと脱水症状になり、さらに病気が悪化します。その予防には水分と塩分の補給が必要です。水や麦茶よりもジュース類、とりわけ塩分を含むスポーツ飲料が良いと思います。OS1のような経口補水液なら理想的です。
ジュースが嫌いなお子様なら、水だけでなくみそ汁や塩味のついたスープなどを合わせて飲ませてください。

普段と同じでよいです。

熱があるのに厚着をして保温すると、体温はますます上がる(下がりにくい)ことになります。患者さんが寒くて震えているときは温めるべきですが、それ以外のときは原則として「普段と同じ」でよいと思います。寒がっているときに着せるものは、肌着やセーターではなくコートや毛布のように、暑くなったら簡単に取り除けるようなものにしてください。

赤ちゃんの場合は判断が難しいと思いますが、基本は普段と同じで良いと思います。手足が冷たいときは温めて、体も手足も熱いときは涼しくしてください。お部屋の温度や外出時の気温などにも関係しますので単純なアドバイスはできませんが、くれぐれも温めすぎないように注意してください。

当院では、特別な事情がない限り、薬だけ処方することはしません。

当院で診療しているこどもの病気は「かぜ症状」などの急性疾患が多く、症状は日々変化しています。私は診察をした時の状態とその後の経過を予想して薬の種類や量を決めていますので、症状が良くならない時や別の症状が出た時は、薬を変えたり量を増やします。したがって、原則として薬だけ処方することはしません。

そうは言っても、例外(特別な事情のある場合)はあります。

「かぜ症状」のような急性疾患で診察・処方をして症状が良くなっており、本人がどうしても来られない時は、同じ薬を3日分くらい処方することはしています。ただし1回きりで、その次は必ず診察を受けるようお願いしています。

「気管支喘息」や「アトピー性皮膚炎」のような慢性疾患で定期的に通院し、症状が安定している方には、最低毎月1回は診察することを条件として薬だけ処方することがありますが、そのような方にははじめから1ヶ月分を処方することが最近は多いです。

お母さんから症状を聞いただけでお薬を渡すのなら、町の薬局の薬剤師さんと変わりません。患者さんを診察し、できるだけ『正確な診断』をして最適な薬を処方するのが医師の仕事であり責任だと考えています。どうかご理解をいただきたいと存じます。

私がここで開院して以来、当院の診察室で白衣を着たことはありません。
そのことについて時々質問されることがあります。
また何も言わないけれども不思議に感じておられる方も多いかもしれません。

白衣を着ない一番の理由は『白衣を見て泣き出すこどもがいるから』です。白衣を着た怖いおじさんに注射をされた記憶が強いのではないか、と想像しています。体調の悪いこどもを手際よく診察するには、こどもの不安を減らすことも重要ですので、開院当初から白衣は着用していません。

ただし院外での活動(乳幼児健診や予防接種)のときなどは、『医師』であることが周囲の方にはっきりと分かるように白衣を着ることがあります。

ところで『白衣高血圧』と呼ばれる病気があることをご存知の方もいらっしゃるでしょう。高血圧で治療している方の中に、自宅で測定した血圧と病院で医師が測定した血圧がずいぶん異なる(病院のほうが高くなる)方がいるそうです。(白衣を着た)医師と向かい合うと緊張してしまい、血圧が一時的に高くなるそうです。大人でも、白衣を見るのはそれなりのストレスになるのではないでしょうか。(ただし、相手の医師が白衣を着ていなければ高くならないのかどうかは知りませんが…)

小児科外来が混雑する季節や曜日には一定のパターンがあります。
それを理解していれば、無用な待ち時間が減らせるかも知れません。

●年間を通しての混雑パターン

冬は受診者が多く、夏は少なくなります。

発熱・咳・鼻みずなどの風邪症状の方が一番多くなるのは、12月から3月にかけてです。11月と12月はインフルエンザの予防接種もあるため、おそらくこの2ヶ月が小児科医が一番忙しい時期だと思います(もちろん待合室も混雑しています)。反対に受診者が減って待合室がガラガラになる時期は、4月、8月のお盆~9月いっぱいです。特に9月は暑さの盛りを過ぎて、こども達が一番病気をしにくい季節です。

大型連休や盆・正月の連休前は、軽い症状の方でも受診されることが多いため混雑します。小中学生や幼稚園児などでは、長い休みの後は伝染性の病気が減るため、新学期の初めの2週間くらいは比較的受診者が少なくなります。またある一定の時期に良く見られ、季節の変化を感じる病気がいくつかあります。秋と春の喘息発作、春先のスギ花粉症、夏には手足口病やヘルパンギーナ、冬はインフルエンザです。ただしインフルエンザ以外では、それほど待合室が混むことはないと思います。

●1週間を通しての混雑パターン

日曜日や休日の前後は受診者が多く、待合室が混雑することが多いです。

土曜日は学校が休みなのでこどもたちが受診し易いことと、軽い病気でも日曜日の前に診察を希望される方が多いため混雑することが多いです。月曜日や休日明けの日(特に午前中)は、土曜日から日曜日、または休日の間に体調を崩した方が集中して来院されますので、風邪などの急性疾患の患者さんで混雑します。

それ以外の曜日については特別決まったパターンはないようです。急に混雑した日があったかと思うと翌日はガラガラだったり、全く予想がつかないことがあります。

お子様が急に熱を出したりぐったりした時は、病院が混んでいるかどうかなんて言っていられません。でも『ちょっと気になるから念のため一察を受けておこう』とか『話せば長くなる相談事』などは、できるだけ上記の混雑する時間帯を避けて来ていただくと、私もあなたのお子様も、そして急病で受診している他の子どもたちも嬉しいです。

当院では、原則として受付けをした順番で診療していますが、診療時間の予約もできます(人数に制限があります)。

当院の予約システムの一番の目的は、喘息や便秘症などで定期的に通院している方の待ち時間を短縮することです。慢性疾患の方たちは、症状が安定していて元気でも定期的に受診しなければならず、待合室で風邪やインフルエンザなどをうつされることをとても心配されています。そのような方の待ち時間を短縮し、感染症から守るために診療時間を予約できるようにしています。ただし同時に一般の患者さんの診療も行っていますので、予約の枠をあまり多くするわけにもいきません。現状は15分毎に1名(1時間で4名)を予約できるようにしています。また休日明けの日や乳幼児健診などで診療時間に制約がある日は、予約枠を減少して一般の患者さんを少しでも多く診療できるよう工夫しています。

慢性疾患だけに限らず、急性疾患の再診の方でも予約枠が空いていれば予約診療が可能です。電話での予約もできますが、予約の受付けは前日の診療時間までで締め切らせていただきます。当日分の予約は、予約の枠が空いていてもお断りいたします。その理由は、毎朝予約の問い合わせの電話が集中するため、通常の業務に支障が出るからです。どうかご理解とご協力をお願いいたします。

院長の自己紹介の写真を見ていただくと、診察室にはパソコン(電子カルテ)の画面が2個あることにお気づきになると思います。当院を受診された方ならお分かりだと思いますが、1つ目の画面は私の仕事用、2つ目は患者さん(保護者の方)がご覧いただけるように設置しています。

以前はご要望に応じて記載していましたが、2024年1月以降は原則としてお断りしています。インフルエンザや新型コロナ感染症の出席停止日数は、厚労省が定める「発症後5日間」という基準がありますので、この基準に基づき各施設でご判断願います。胃腸炎やRSウィルス感染症、手足口病、ヘルパンギーナ等々、多くの市中感染症は感染力が無くなる時期の判断が困難であることと、不顕性感染(症状はほとんど無いのに周囲への感染力がある)患者が一定数いる事を考えれば、有症状者のみを一定期間隔離することは感染予防の点からは意義が乏しいと考えます。 ★私は「発熱は無く、食欲があり元気に遊んでいるお子様は登園可能」であり、これは保護者の判断で十分だと考えます。

  • 予約診療で診察
  • 当院では、予約診療も併用しています(人数に制限がございます)。
    スムーズな診察をご要望の方は、前日までにお電話で予約してください。
  • 電話窓口 : 0480-66-4150
  • ともながこどもクリニック お問合わせ
  • 小児科
  • 0480-66-4150
  •  
    午前 × × ×
    午後 × × × ×
  • 診療時間
    午前 9:00 ~ 12:00
    午後 15:00 ~ 18:00
  • * 予防接種専用外来
    火曜日・金曜日
    13:30~14:30(要予約)