こどもの笑顔も泣き顔もだいすきです
最初は数ミリの赤い発疹、半日から1日くらいで水疱に変わり、全身に広がる病気です。かゆみもあるので虫刺されと誤診することが良くありますが、口の中や頭の中にも口内炎や水疱ができますので、経過を見れば診断は容易です。熱は出ることが多いですが、まったくでない人もいます。
患者さんの特別多い時期はなく、1年を通して見られます。発熱が病気の初期に見られることはありますが、全経過を通して患者さんはとても元気です。それでも他の人にうつしてしまいますので、最低1週間くらいの隔離生活が必要となります。元気な子供を隔離させておくことはそれなりに大変なことですのでワクチンで予防しておくことをお勧めします。1歳過ぎればワクチン接種可能となります。最近は「2回接種」が勧められています。
みずぼうそうの患者さんと接触してから3日以内(なるべく早く)にワクチンを打てば、発病をある程度予防できると言われていますが、接触する前に受けておくことにこしたことはありません。運悪く発病してしまった場合、昔は自然に治るのを待つだけでした。今はアシクロビルという抗ウィルス薬(飲み薬)で軽く済ませることができます。ただし、発病してからできるだけ早く飲み始めなければ効果がありません。みずぼうそうが疑われるときは早めに小児科の医師の診察を受けて下さい。