埼玉県加須市の小児科、ともながこどもクリニックです。

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感染性胃腸炎

  • 嘔吐がおさまればしめたもの。
  • 脱水予防は水と塩分の補給。
  • ぐったりしたら点滴。
感染性胃腸炎

先生からのワンポイントアドバイス

毎年冬になると「突然吐き出した」という患者さんが増えてきます。同時に熱が出たり、下痢を伴うこともあり、兄弟や親子などで立て続けに同じような症状が出ることもよくあります。これは「感染性胃腸炎」と呼ばれており、そのほとんどはロタやノロウィルスが原因と思われます。私は「お腹のカゼ」と表現しています。

よくある症状は嘔吐と発熱で、ほぼ同時に見られることが多いです。そしてどちらも平均1日くらいで改善します。下痢は個人差がありますが、長くても1週間以内で治ることが多いようです。 経過をみるうえで最大のポイントは、「脱水症」を予防できるかどうかです。水分が飲めなければ脱水状態になり、さらに体調が悪くなります。反対に最低限の水分補給ができていれば早く回復できます。ここで一つ注意すべきことがあります。ただ単に水やお茶を飲むだけでは不充分なのです。嘔吐や下痢をしている時は体の中の塩分も一緒に失われ、そのためにさらに体調が悪くなります。したがって塩分の補給も大切なのです。市販の経口補水液(OS1など)には適量の水分と塩分(と糖分)が入っています。子供が吐いた後、少し時間が過ぎて水分をほしがったら、飲みすぎない程度に与えてください。経口補水液が手元になければ、普通のスポーツ飲料で代用して良いと思います。ただし塩分が少ないので「味噌汁」や「塩味のあるスープ」などを一緒に飲ませてください。

点滴するほうが脱水状態の回復は速いのですが、泣き叫ぶ子供に針を刺したり、動きの激しい子供を何時間もベッドに寝かせておくことは結構大変ですし、時には危険なこともあります。私は「できるだけ点滴をしない」のが通常の診療方針ですので、この病気でも水分を飲める子には吐き気止めの座薬だけで治療します。でも吐き続けて元気がなくグッタリしてきたら「脱水症」を起こしていますので、そのような時は迷わず点滴します。

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